箱根精進池と石仏群 11月8日(金) [お出かけ]
昨日は立冬、午前中雨でしたが、午後は良い天気になりました。
午後の散歩は「秋深し」と言う風情でした。
これから、一日毎に寒くなっていくでしょう。
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前回の記事(迎賓館~新橋)の前日、10月31日(木)に箱根に出かけました。
国道1号線を走っていると、元箱根に降りる坂の手前に、こんな建物が見えます。
以前から、ここを通るたびに気になっていました。
車を止めて、来た方向を振り返ると、国道1号線が小田原方面に続いています。
この道は、お正月には箱根駅伝の通るところです。
道路の左には精進池という池があります。
池は、道路より低い所にあるため、普通の車で走っていると気づきません。
そして、道路の反対側にはこんなお堂がありました。
一枚目の写真の建物はこういうところです。
中へ入りましたが、箱根の石仏群に関して展示がしてありました。
中は無人でしたが、清掃などはきちんとされていました。
この建物の前には精進池が広がっています。
赤いマユミの実が色を添えてくれます。
このお堂は、中に六道地蔵があります。
間に国道が通っていますので、地下道があります。
さっそく行ってみましょう。
地下道まで行く小路から、池の水面が見えます。
さざ波が光ってきれいですね。
地下道を通り、お堂の方へ行きます。
お堂の中には磨崖仏(俗称六道地蔵)があります。
これは、大きな岩に彫ってあります。
正安二年(1300)に作られたものと言われています。
横には、小さなお地蔵様がいくつか並んでいました。
後ろを振り向くと、歴史館の建物が見えます。
左上に見える自動車は私の車です。
左の暗い所が地下道です。
再び地下道を通って元の小路に戻ります。
しばらく進むとまた石仏があります。
磨崖仏(俗称応長地蔵)です。
応長元年(1311)と彫ってあります。
右下には、小さなお地蔵さんが二体彫ってあります。
前にあった賽銭箱?
この一角には宝篋印塔残欠(俗称八百比丘尼の墓)もあります。
池も見えました。
これは何という木か知りませんが、小さな黄金色の実が沢山生っていました。
少し進むと宝篋印塔(俗称多田満仲の墓・・・・・ただまんじゅと読むそうです)の前に出てきました。
< 多田満仲は源 満仲の異名で平安時代中期の武将 >
< 多田は兵庫県川西市にある地名で、多田満仲の銅像が川西駅前に立っているそうです。 >
永仁四年(1296)に作られました。
北面には釈迦如来坐像が彫ってあります。
高さは3メートル近くあります。
さらに進むと磨崖仏(俗称二十五菩薩)があります。
正面と右側の面に、いくつかのお地蔵様が彫ってあります。
こちらは正面の方です。
上の方です。
一番上に小さなお地蔵さまが二体
こちらは右の面です。
中々渋いですね。
そして道路の反対側に、こんな岩があります。
道路はバス、乗用車がひっきりなしに通りますが、ほとんど気づきませんね。
ここも地下道で反対側に渡ります。
これは左面に彫ってありました。
これは右面です。
ここからは国道の歩道を通って、引き返します。
池の水面がきれいでした。
紅葉は少しずつ進んでいました。
水面の反射を利用してパチリ( 注 ・ モノクロ写真ではありません)
足元にはリンドウが咲いていました。
歴史館に戻って、もう一回マユミの実を撮りました。
静かな池で、歴史の勉強になりました。
箱根のメインの観光スポットと違い、ここに来る人はほとんどいないでしょう。
箱根は鎌倉時代からの歴史があるんですね。
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本日もご訪問ありがとうございました。
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