氷川丸(NO2) 11月16日(水) [横浜散歩]
昨日の続きです。
今日は乗組員のエリアです。
デッキから階段で上へ上がります。
階段の横には浮き輪がありましたが、当然当時のものではありません。
でもここに設置してあったでしょうね。
操舵室へ入るといろいろなものが有ります。
操舵室の左の小部屋にはこんなものが。
これによって進路を指示するようなものらしいです。
操舵室の右側の外にはこんなものが有ります。
これは止まる、進むなどの指示のようです。(わかりません)
操舵室の下には船長室が有ります。
大きな机と打ち合わせ用の椅子とテーブルが有ります。
船長室を見てから下へ下ります。
甲板より下に機関室があります。
氷川丸には左右二つのエンジンが有りスクリューも二つあったそうです。
このエンジンはデンマークのB&W社製です。
ディーゼルエンジンとしては珍しい4サイクルエンジンで出力5500馬力/1基ということです。
カムシャフトのバネです。今まで何回動いたのでしょうか。
アクセルののような物と思われます。
又はエンジンを起動する操作レバーなのか?
左右のエンジンそれぞれに有りました。
機関室は4層になっています。
これは発電機
エンジンテレグラフと言うそうです。
何かの圧力計です。
見学順路はこの先三等船室が有り外へ出ます。
大桟橋に停泊していた船は「エクスプローラ」と言い、アメリカの船です。
この後ホノルルに向けて出航予定です。
帰りには係留する鎖にカモメが沢山とまっていました。
薄暗くなりこの後中華街を通ってJR石川町へ向かいます
氷川丸(No1) 11月15日(火) [横浜散歩]
横浜に住んで約25年、今まで何度も山下公園には行きましたが氷川丸の船内は見たことが有りません。
今日は中に入ってみることにしました。
<氷川丸について>
建造 1930年 横浜船渠(現三菱重工横浜製作所)
全長 163.3m
総トン数 11,622トン
スピード 18.38ノット
船客 一等 79名
二等 70名
三等 140名
建造時は貨客船でシアトル航路で使用された。
戦時中は病院船として使われる。3度、機雷で被害を受けるが沈没は免れた。
戦後は引き上げ船として使われ1947年貨客船に復元し国内航路、外航不定期船として使用
1953年シアトル航路へ復帰
フルブライト留学生など渡航者16,000名を運ぶ
(留学生の中にはノーベル賞受賞の小柴先生もいたという)
1960年最後の航海で退役
1961年より横浜の観光船としてホテル、レストラン結婚式場として使われる。
2008年現在の形(博物館)になる。
船内に入るとクリスマスツリーが迎えてくれます。
入場料は200円でした。
最初にビデオ紹介コーナーが有り客室エリアに入ります。
狭い通路です。
ところどころに丸窓があります。
ここからシアトルの港を見て奮い立ったでしょうか
ここは一等児童室です。
続いて一等食堂になります。
その後は上のフロアへ上がります。
階段上の手すりの一部に氷川神社(大宮)の雲紋があります。
一等読書室です。
一等社交室です。ゆったりとした雰囲気です。
天井の照明
一等喫煙室の室内装飾です。
ここでパイプでもふかしていたのかなと思います。
喫煙室なので間違えてタバコを吸う人がいるのか禁煙のプレートが置いてあります。
一等客室(シングル)
一等特別室です。ベッドはツインで二部屋Suiteでバスタブもありました。
どちらの部屋もステンドグラスがきれいです。
見学順路からはずれますが、三等客室(二段ベッド)です。
8人部屋です
特別室から外へ出るとデッキになります。
デッキから大桟橋、みなとみらい方面を見たところです。
シアトル航路では大海原だったでしょうね。
このあと船長室などに続きます。
続きは明日に。