雨の一日 11月11日(金) [散歩(Walking)]
今日は朝から冷たい雨が降っています。
外は薄暗く早々とカーテンを閉めて部屋には暖房を入れました。
寒々とした秋の雨、散りだした銀杏の葉。
大木惇夫の詩「雨の日の遊動円木」を思い出します。
雨の日の遊動円木
びしょびしょ濡れて、ただ光って、
動くは低い雲ばかり。
雨の日の遊動円木
鐘がなっても、晝やすみでも
ゆすぶるものは 風ばかり。
雨の日の遊動円木
落ちる銀杏葉、ゆうかりの葉
雀が吹かれて、乗るばかり
雨の日の遊動円木
びしょびしょ濡れて、もう日も暮れて
八ッ手の花が、見ているばかり
<雨が降って誰も来ない寒々とした公園の光景が目に浮かびます>
この詩は多田武彦作曲男声合唱組曲「雨」の三番目の曲になっています。
昔はこの次に堀口大學作詞の曲 「十一月にふる雨」が続いていましたが今は有りません。
(11月6日の記事を御覧ください) <11月6日はこちら>
この詩の光景をさがして雨の中を歩いて見ました。
すぐ近くの公園へいってみました。残念ながら遊動円木はありません。
遊動円木は昔は学校、街の公園などよくみかけましたが今は全国探してもほとんど無いようです。
落ちる銀杏葉
ゆうかりの葉
(コアラの餌用の栽培地で撮影)
八ッ手の花が 見ているばかり
歩いてみればそれなりの光景が有るようです。
今日は本当にこのような寒い一日でした。
明日は晴れるという予報です。
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